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自然資本投資のグローバルリーダー
サステナブル林業、サステナブル農業、自然を基盤とした解決策を通じて、自然の回復と向上、そして収益化を図る土地を基盤とする戦略に投資しています。
グレシャムハウスは、各資産をアクティブ運用してオペレーションの最適化とパフォーマンス向上を図り、環境価値と商業価値を実現し、複数の収益源を生み出すことを目指します。受動的な所有権が特徴とされるセクターでは、パフォーマンス向上に向けて積極的に管理する手法を採用します。
グレシャムハウスでは、資産を単に保有するのではなく、以下の方法で資産に変化をもたらします。
セクターに関する深い知識を持つ現地チームが直接オペレーションを管理
生産性の向上と環境へのメリットの両方を実現しながら、資産のパフォーマンスを積極的に向上
カーボンクレジット、生物多様性ユニット、再生可能エネルギーのリース、土地利用の再配置を通じて、自然を基盤とする収益機会を実現
私たちは、自然資本への投資が、財務実績と長期的な現実世界におけるサステナビリティの成果という魅力的な組み合わせをもたらすと考えています。
相関性がなく、インフレ連動という性質を持ちインカムを生み出す実物資産
土地不足、人口増加、サプライチェーンの再構築、世界のネットゼロ目標
ステナブル林業、サステナブル農業、自然を基盤とした解決策による生態系の価値と経済的価値の向上
当社は世界中のプロフェッショナルと連携し、投資規律、オペレーションの厚み、サステナビリティに対する厳密さを生かして投資を行っています。
当社は、コンセッションを使用しないサステナブル投資に注力し、市場並みのリターンを目標しながら、地球の最も差し迫った課題の解決に貢献しています。
元本は毀損するリスクがあります。自然資本への投資は、全ての投資家に適しているわけではありません。投資を検討する前に、投資クラスの詳細に目を通し、関連リスクをお読みください。
出所
IPE Real Assets、Top 25 Natural Capital investors、2025年1月、およびグレシャムハウス、2024年12月
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Heather Fleming | Claire Glennon |
機関投資家事業マネージングディレクター | 英国機関投資家セールス責任者 |
h.fleming@greshamhouse.com | c.glennon@greshamhouse.com |
植林 | 植林とは、50年以上にわたり森林ではなかった土地を、植え付けや種まき、天然種子源の人工的な育成により、直接人為的に森林地へ転換することです。 |
生物多様性 | とりわけ陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系を含む全ての生息域の生物間の変異性。これには種内、種間、および生態系の多様性が含まれます。 |
生物多様性クレジット | 生物多様性クレジットとは、自然および生物多様性にプラスとなる成果(例えば種、生態系、および自然生息地など)に対して、一定期間の陸地または海洋ベースの生物多様性ユニットの組成・販売を通じて報酬を与える、検証、定量化、および取引可能な金融商品です。
出所:世界経済フォーラム |
生物多様性メトリック | 生物多様性ネットゲインを計算するために使用できる、ナチュラル・イングランドが策定した生物多様性の評価手段。
出所:ナチュラル・イングランド |
生物多様性ネットゲイン | 開発前と比べて生物多様性の明らかな向上を実現する開発、土地および海洋管理に対するアプローチ。
出所:ナチュラル・イングランド |
カーボンクレジット | 大気中の1二酸化炭素換算トン(tCO2e)の削減または回避に相当する金融商品。 |
カーボンプライシング | 大気中への二酸化炭素排出のコスト。CO2排出量1トン当たりの料金、または排出量削減に対して提供されるインセンティブの形で示されます。炭素排出量に経済的コストを課すことは、排出者に大気中への排出量を削減するよう促すための最も効果的な手段と一般に考えられています。 |
炭素隔離 | 企業の炭素排出量を通常はその企業の売上高で割りますが、分母は平方メートル、従業員1人あたり、生産単位等になる場合もあります。
出所:USGS |
森林破壊 | (1)農地またはその他の森林以外の用地への転換、(2)植林地への転換、(3)深刻かつ持続的な劣化の結果として、天然林が失われること。 |
生態系サービス | 生態系が経済活動その他の人間活動に利用される恩恵をもたらすこと。この恩恵は以下の4分野に大別されます。 (1)供給サービス – 食料、飲料水、木材、重要鉱物、化石燃料など、人類のニーズを満たす自然の物質的な産出物。 (2)調整サービス – 生態系プロセスの調整を通じて生み出される自然による間接的な恩恵。例えば、炭素隔離を通じた気候変動の緩和、湿地帯による水ろ過、昆虫による作物の授粉など。 (3)文化的サービス – 美的体験、レクリエーション、教育、場所に対する認識、心身の健康などの自然による非物質的な恩恵。 (4)基盤サービス – 他の生態系サービスの供給を支える栄養循環、土壌形成といった生態学的プロセス。 |
排出権取引制度(ETS) | 発生した二酸化炭素やその他の温室効果ガスの排出量を、他の場所で削減または除去した排出量で埋め合わせること。 |
ハビタットバンク | 開発その他の人間の活動による環境への悪影響を相殺または補償するために、あらかじめ生息場所が設けられた用地。このハビタットは、長期にわたり確保し、管理する必要があります。
出所:ナチュラル・イングランド |
昆明・モントリオール生物多様性枠組み | 昆明・モントリオール生物多様性枠組み(GBF)は、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択されました。この歴史的な枠組みは、持続可能な開発目標の達成を支持するとともに、同協定の従来の戦略計画に基づき、2050年までに自然と共生する世界を実現するというビジョンの達成に向けて野心的な道筋を設定しています。この枠組みの重要な要素として、2050年に向けた4つの目標と2030年を目途とした23のターゲットが挙げられます。これには、陸、海、および内水の30%保全、劣化した生態系の30%再生、侵略的外来種の導入率の50%削減、および有害な補助金の年間5,000億ドル削減が含まれています。
出所:生物多様性条約 |
土地利用の変化 | 土地の利用法が別の分類へと変化すること。土地利用の変化とは、自然環境を入植地、半自然地域、農業地域、その他の生活手段など、人間が支配する環境に変える、またはそのような形で管理することを指します。
出所:TNFD、2023年 |
自然資本 | 自然資本とは、人々や地球に様々な恩恵をもたらす再生可能および再生不能な天然資源のストックを指します。 |
自然資本アプローチ | 政策や意思決定に対する自然資本のアプローチでは、人々や経済にとっての自然環境の価値を考慮します。
出所:英国政府、2020年 |
天然林 | 種の組成、構造、生態学的機能を含む特定地域原産の森林の特徴の多く、または大部分を有する自然の生態系である森林。 |
自然を基盤とした解決策 | 社会的な課題に効果的かつ適応的に対応すると同時に人類の幸福と生物多様性の恩恵を提供する、自然の生態系または改変された生態系の保護、持続的な管理、および再生ための活動。
出所:IUCN |
ネイチャーポジティブ | 現状よりも優れた将来の自然の状態(生物多様性、生態系サービス、自然資本など)を指す高水準の目標および概念。
出所:TNFD、2023年 |
生態系サービスに対する支払い | 生態系サービスに対する支払いとは、環境サービスを受ける受益者が、そうしたサービスを提供する土地の所有者に対して補助金または市場における決済を通じて対価を支払う様々な仕組みのことです。
出所:WWF |
原生林 | 原生林とは、これまで伐採されたことがなく、自然かく乱後および自然過程の下で生育してきた森林で、林齢は問いません。
出所:生物多様性条約 |
サステナブル農業 | サステナブル農業とは、現世代または将来世代がそれぞれのニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の食料および繊維素材に対する社会のニーズを満たす持続可能な手法による農業のことです。 |
転換 | 自然の生態系を変化させて土地を別の用途に利用すること、あるいは自然の生態系の種の組成、構造、または機能を大幅に変更すること。森林破壊は転換の一形態です。 |
ネットデフォレステーション | 森林破壊による減少と森林再生および回復による増加を考慮した2つの時点間の森林面積の差異。 |
森林
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樹高5メートル超で樹冠被覆率が10%を超えるか、または自然の状態でこの基準に到達できる樹木で覆われた面積0.5ヘクタールを超える土地。農業またはその他の用途に大部分が利用されている土地は含みません。森林には、天然林と植林地が含まれます。森林破壊ゼロに向けたサプライチェーンの取り組みの実施においては、天然林の転換防止に重点が置かれることがよくあります。 |
生物多様性ファイナンスギャップ | 最も重要な生物多様性とそれが提供するサービスの保全のために今後10年間に必要な年間資金と現在の支出額の差。 |
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